メール読んだ メール読んだ

Gmailに読了確認機能を付加するサービス
あなたのメールが、相手に読まれたことを知ることができます

1. 従来の方法

メールが、受信者に読まれたことを知るための従来の方法としては、「(a)メールソフトの開封確認機能」「(b)ウェブビーコン」などの方法があります。

(a) メールソフトの開封確認機能

開封確認機能は、RFC3798でメールプロトコルの拡張仕様として規定され、Outlook Expressなどのメールソフトに搭載されている機能です。

メール送信者が開封確認機能を有効にしてメールを送信すると、メール受信者がメールを開いたときに、メール開封確認を行うダイアログが表示されます。 ダイアログでOKボタンを押すと、メール送信者は、メールが開封されたことを知ることができます。

しかし、開封確認機能には、以下の問題点があります。

(1) メール受信者に負担を与える
メールを開くだけで、ダイアログが開き開封確認が求められますので、メール受信者にとって負担となります。
(2) メール受信者の心象を悪くする
メール受信者に確認を強制する行為は、メール受信者にとって、メール送信者が自分のことを信頼していないのではないのではないかという心象を与える可能性があります。
(3) メール受信者の環境に依存する
メール受信者の使用しているメールソフトが開封確認機能に対応していない場合は、有効に機能しません。 最近では、SPAM対策として、メール受信者がこの機能を無効にしていることが多いため、多くの場合で有効に機能しません。
(4) メール受信者の意思に依存する
メール受信者が開封確認ダイアログでOKを押さなければ、開封通知が行われません。 また、SPAM対策として、メール受信者がこの機能を無効にしていることが多いため、多くの場合で有効に機能しません。

(b) ウェブビーコン

Wikipediaの解説にあるように、メールの中にトラッキング用の画像を埋め込み、メール受信者がメールを開いたときに画像にアクセスするようにして、メール受信者がメールを開いたことを検出するという仕組みです。

昔からある技術ですが、最近でも、TechCrunch「相手が読んだことを確認できるGmailトラッキングサービスEmailOracle」の記事にあるような製品が出され、話題となりました。

しかし、ウェブビーコンの仕組みには、以下の問題点があります。

(1) メール受信者の心象を悪くする
ウェブビーコンの画像は目立たないようになっていることが多いのですが、そのような画像が仕組まれていることをメール受信者が分かったときには、メール受信者の心象が非常に悪くなる可能性があります。
(2) メール受信者の環境に依存する
ウェブビーコンはSPAMに悪用されることが多かったため、通常のメールソフトでは、標準の設定では画像を読み込まないようになっていることが多いようです。 したがって、多くの場合で有効に機能しません。
(3) メール受信者の意思に依存する
メール受信者がメールソフトの設定を変更し、画像の読み込みを許可しない限り、この仕組みは有効に機能しません。

2. 「メール読んだ」開発の動機

最近、私のところでは、メールでお客様の対応をする機会が多くなってきました。 そんな中で良く思うのですが、仕事で他の作業をしているときに、お客様からのメールを受け取ると、けっこう精神的なプレッシャーを感じるものです。

この精神的なプレッシャーは、漠然と「早くメールを返答しなければならない」というものなのですが、ある日、良く考えてみたところ、このプレッシャーは次の二つに分割できるのではないかと思いました。

(1) お客様(メール送信者)が苛立っているのではないかという疑心暗鬼
(2) メールの回答内容を考えて、適切な文面を作って、返答しなければならないという面倒くささ

こういう状況では、すぐにメールの返事を返せないときでも、せめてメールを読んだことだけを送信者に伝えたいと思うことがあります。 そうすることで、メール送信者の気持ちを和らげることにつながり、また、メール送信者が苛立っているのではないかという疑心暗鬼を抑止することができます。 結果として、メール受信者の精神的なプレッシャーを抑えることにつながります。

そこで、メール受信者のためのメール読了確認の連絡手段を作りたいという思いで、本サービスの開発を行うことにしました。


3. メール読んだリンク

メール受信者のためのメール読了確認の連絡手段として、以下を要件とすることにしました。

(1) メール受信者の意思で、メールを読んだことを伝えられること
(2) メール受信者に負担を与えないこと
(3) メール受信者の心象を悪くしないこと

これらの要件を勘案し、「メール読んだ」では、メールの中に「メール読んだリンク」を入れるという形を取ることにしました。

メール受信者は、自分の意思で、メールを読んだことを送信者に伝えることができます。 また、リンクをクリックするだけで伝えることができますので、メール受信者の負担となることはありません。 さらに、「メール読んだ」では、メールの署名(メールのフッター部分)に、簡単な説明文とともに「メール読んだリンク」を入れるという使い方を想定しています。 これにより、リンククリックがあくまでオプションであることが強調され、メール受信者のリンククリックの強制感を薄れさせることにつながります。(フッター部分のリンクや表現にマジギレする人がほとんどいないのと同様です)。

他方、メール送信者側から見た場合、「メール読んだ」には従来の方法と比較して以下のような特徴があります。

メールソフトの開封確認機能 ウェブビーコン メール読んだ
メール受信者に負担を与えるか ×与える 与えない 与えない
メール受信者の心象を悪くするか ×悪くする ×悪くする 悪くしない
メール受信者の環境に依存するか ×依存する ×依存する 依存しない
メール受信者の意思に依存するか ×依存する ×依存する ×依存する

上記から、「メール読んだ」は、メール送信者にとっても大きなメリットがあるサービスであるということが言えると思います。


おまけ:リンククリックをより強制したい場合

私の開発動機とは異なり、メール送信側の利便性を重視し、メール受信者のメール読了確認の連絡をより強制したい場合もあると思います。

その場合は、リンクの説明文を変更してご利用ください。例えば、以下のようにしてみてはいかがでしょうか。

トラブル防止のため、メールの開封確認を行っています。
以下のリンクをクリックすると、メールを読んだことを私に伝えることができます。
このメールを読みましたらリンクをクリックしてください。

http://mail-yonda.net/10000000000000000

もちろん、上記の記述を入れても、実際にリンクがクリックされるかどうかは、メール受信者次第となります。 しかし、上記の記述を入れることで、メール受信者がメールを最後まで読んだこと、また、指示にしたがってくれたということを確認することができます。

このように、私の当初の開発動機とは関係なく、用途やアイデアに応じて様々な使い方をしていただくことも歓迎しています。 この他にも、「メール読んだ」の使い方や改良案などについてアイデアがありましたら、ぜひお知らせください。 連絡先はこちらです。→お問い合わせ